2022.08.24

三重県の転職に役立つ支援制度

全国には独自の支援制度を設けている市町村が多数ある。UIターンを希望する方にとっては大変大きな支援だ。その中から特に就業に関する支援に関して、地域別でいくつかを紹介する。今回は三重県の支援制度を一部ご紹介。

目次

  1. 名張市
  2. 津市
  3. 鳥羽市
  4. まとめ

1. 名張市

◇移住促進のための空家リノベーション支援事業
名張市の空き家物件(1年以上空き家に限る)を改修して移住する場合、改修費用の3分の1以内で上限100万円を助成。

◇なばり暮らしめぐりツアー
移住を検討されている方対象に、ご要望に合わせたオーダーメイドのツアーを実施。
例えば、各住宅地の特色を知りたい、休日にお子さまと遊ぶ場所を知りたいなど、いくつかのご要望に合わせたあなただけのプランをコーディネート。

2. 津市

◇子ども医療費助成制度(0歳~中学生)
0歳から中学生を対象に、医療機関等で支払った医療費(保険診療分)の自己負担相当額を助成。※保護者の所得制限有

◇津市美杉地域空き家情報バンク利用物件改修補助金 
空き家情報バンクを利用して空き家を購入し、1年以内に補助申請をした方を対象に、浴室、トイレ、台所等の水回り部分の改修工事費用を補助。
補助額:工事費用の1/2、上限50万円

◇津市少子化対策地域支援活動事業
市内に活動拠点を有する団体が実施する、独身男女の出会いの場を提供する事業などを募集し、創意工夫のある優秀な企画を提案した団体の事業に対して補助。
補助額:対象経費のうち上限10万円

◇ふるさと就職活動応援奨励金
県外に住む津市出身者が、市内の企業等へ就職活動を行う際にかかる交通費を上限5万円まで交付。

◇津市小規模事業資金融資等に係る補給金
三重県信用保証協会の保証付き融資(小規模事業資金融資等)を受けて起業等を行う方に対して、その融資に係る保証料の全額を補助。

3. 鳥羽市

◇中学3年生までの子どもの医療費無料
義務教育終了(15歳になる年度末)までの子どもの医療費を助成。所得制限無し。

◇保育所2人目から無料保育料
保育所に在籍する3~5歳クラスの保育料が無料。幼児が2人以上ある世帯について、2人目以降の保育料・副食費無料化。

◇とばっ子カード事業
とばっ子カードを提示することで、協賛事業所が独自に設けたサービス(例:料金の割引など)を受けることができる仕組み。

4. まとめ

全国都道府県別人口ランキングではちょうど真ん中に位置するような三重県。ここまで各市町村で移住や暮らしに関わる制度が充実しているとは、と筆者も驚きの内容。特に家族で移住を検討されている、もしくは移住後に家庭を持つ予定の方にはありがたい制度が多数なので要チェック。制度のサポートがあることで暮らしもより現実的になるのでは。また、起業を志す方にとって嬉しい、融資に対する補助もある。起業するには地方が狙い目か…?