全国には独自の支援制度を設けている市町村が多数ある。UIターンを希望する方にとっては大変大きな支援だ。その中から特に就業に関する支援に関して、地域別でいくつかを紹介する。今回は北海道の支援制度を一部ご紹介。
目次
地域産業の活性化に意欲のある企業・個人を対象に、新規開業を計画されている方、販路拡大に取り組む方、新製品・新技術・特産品の開発に取り組む方、空き店舗を活用して店舗を開きたい方、自己所有の店舗のリニューアルをしたい方など、幅広い計画に対応する補助制度を実施している。
補助制度の例
◇新たに起業するために必要な施設の建築事業を行った場合、対象経費(工事請負費・備品購入費)の1/2以内(上限200万円)を補助
◇空き地又は空き店舗を活用するため、100万円以上の空き店舗の改修事業を行った場合、対象経費(工事請負費)の1/2以内(上限100万円)を補助
◇空き地又は空き店舗を活用するため、当該土地・建物を賃借した場合、対象経費(賃借料)の1/2以内を補助(月額5万円、12カ月限度) など
◇網走市商店街空き店舗活用事業補助制度
中心市街地商店街の空き店舗を活用して起業する方に家賃費用(開業後1年間の店舗賃借料の1/2以内、上限10万円/月)や店舗改修費用(開業に伴う店舗改修に要した経費の1/2以内、上限100万円)を助成。
◇就業支援、担い手育成支援
農家子弟及び他産業からの新規就農者に対し、1万円相当のギフトセットを贈呈。
◇網走市新規農業参入者支援事業
農業経営によって自立しようとする新規農業参入者に対し、就農時の準備等に要する経費の一部を助成。経営開始から5年以内に借り入れた融資に関する債務保証料及び取得した農地等に係る固定資産税相当額を助成。
◇介護保険施設従事者就業支援
津別町内の介護保険施設において、新たに常勤雇用として就職する施設従事者を対象に、就業支援補助金及び住宅準備補助金を交付(最大92万円)。
就業支援補助金として、就業後1年経過ごとに24万円を、3年を上限に交付。住宅準備補助金として、20万円を上限に交付。
◇起業等振興促進助成事業
津別町内において新たに事業活動を行う方や現在事業を行っている方の施設・設備投資、贈改修等を支援。(最大2000万円)
◇猟銃免許等取得支援補助
猟銃免許及び猟銃所持許可の新規の取得を支援。町内に住所を有し、北海道猟友会津別支部に加入しており、有害鳥獣捕獲に3年以上従事できる方が対象。猟銃免許及び猟銃所持許可の取得に要した手数料等の経費の2分の1以内を支援。
◇新規就農者対策事業
町内で新たに農業を開始する者に対し助成。金額:300万円/戸
◇新規就農時の牛の導入費用への助成(中山間地域等直接支払交付金事業)
牛の購入にかかる経費の一部を助成。上限金額:150万円/戸
◇遠距離通勤助成事業
より通勤しやすい環境を創出するため、遠距離通勤している方を対象に通勤費用の一部を月1万円を上限として「みかさ共通商品券」で助成。
◇商工業活性化事業やる気応援補助金(起業化促進助成)
審査委員会において、やる気があり有益な事業と認められ、市長が認定した起業化計画に基づいて行う事業に対し助成。2分の1以内、上限250 万円
北海道の雄大な土地ならではの農業や狩猟にまつわる支援制度があるのが面白い。それ以外にも就業する際にあると嬉しい支援が多数あるため、UIターン転職時に検討する土地の支援制度は詳しく調べていこう。
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