2022.10.14

山形県への転職に役立つ支援制度

全国には独自の支援制度を設けている市町村が多数ある。UIターンを希望する方にとっては大変大きな支援だ。その中から特に就業に関する支援に関して、地域別でいくつかを紹介する。今回は山形県の支援制度を一部ご紹介。

目次

  1. 酒田市
  2. 鶴岡市
  3. 遊佐町
  4. 庄内町
  5. まとめ

1. 酒田市

◇酒田市開業支援補助金
本市内で新たに開業する方の経済的負担軽減と経営の安定化を図るための制度。
開業に必要な事務所の整備、物品の取得、周知広報、販売促進、経営の安定化を図るために実施する事業が対象。
補助率:補助対象経費の2分の1以内
補助金額:限度額100万円(日本産業分類の大分類G情報通信業については、限度額150万円)

◇酒田市UIJターン人材バンク
酒田市内へUIJターン就職を希望する求職者と市内企業との雇用の橋渡し。求人に関するメール配信や求職者の職歴に応じた求人開拓、個別相談に応じた企業訪問の調整やマッチング支援。

◇移住定住者住宅支援費補助金
酒田市内の中古物件(空き家含む)を購入・改修した移住者の方に対して、最大45万円を補助する制度。また、空き家を借りて移住される方には改修費として、最大25万円を補助。

2. 鶴岡市

◇鶴岡ナリワイプロジェクト
好きなこと・得意なこと・役立つことで小さく起業する(=ナリワイ)新しいビジネスモデルづくりを支援。『月3万円ビジネス』(藤村靖之氏著、晶文社)の考え方をベースにした起業講座を実施。

3. 遊佐町

◇IJUターン定着促進助成金
庄内北部定住自立圏域(遊佐町・酒田市・庄内町・三川町)で、公的機関または事業所が独自に行う面接等に参加した時の交通費の一部(50%)を助成。町内の事業所面接上限2万円、それ以外上限1万円。

◇IJUターン定着奨励金(就職者むけ)
遊佐町にIJUターンしてきた方が庄内北部定住自立圏域の事業所に就職(正規雇用)した場合、奨励金(一人当たり10万円)を給付。(就職時年齢が40歳未満/新卒者は除く)

◇農業次世代人材投資資金交付金(経営開始型)
新規就農される方に、年間最大150万円を交付。(農業開始から経営が安定するまで最大5年間)

◇若者移住世帯水道料金補助金
全員移住者で構成される若者世帯に対し、上水道料金の一部を補助。

◇お試し体験住宅
移住を目的に遊佐町の生活を体験するための住宅を2泊~7泊利用可能。(無料、ただし11月~3月の暖房代は自己負担)。滞在中は集落支援員等が、遊佐町の暮らしについてご案内。冬期間(11月~3月)は90日91泊利用可能です。

4. 庄内町

◇移住新生活支援事業費補助金
所定の条件を満たす移住世帯が民間賃貸住宅に入居した際に、住居費(家賃、共益費除く)および引越費用を補助。(最大10万円、夫婦のみは上限5万円)

5. まとめ

同じ県内でも地域によってUIターン受け入れの器にまだまだ差があるのが現状だ。UIターン先の候補が並んだ段階で、その地域の支援制度をよく調べ支援内容を比較することで、UIターン転職後に継続して長く住みやすい地域かの判断がつきやすくなる。また、UIターン転職をする際は、極力現地に足を運びリアルな情報を手に入れるようにしよう。移住体験ができる地域もあるので、そういった支援は積極的に活用していくと良いだろう。