2022.05.23

移住したい先ランキング

UIターン転職は地方移住を伴う転職である。働く会社を選定するのと同様に、住む地域選びが非常に重要な項目だ。そんなUIターン志望者に向けて、移住したい先ランキングを調査してみた。

目次

  1. 2021年度移住希望地ランキング
  2. 1位 静岡県
  3. 2位 福岡県
  4. 3位 山梨県
  5. 4位 長野県
  6. 5位 群馬県
  7. まとめ

1. 2021年度移住希望地ランキング

1位 静岡県
2位 福岡県
3位 山梨県
4位 長野県
5位 群馬県

(出典:認定NPO法人ふるさと回帰支援センター)

2. 1位 静岡県

静岡県は太平洋や富士山などがあり、自然に恵まれた地域。太平洋側はさまざまなマリンスポーツが楽しめ、仕事と趣味のバランスがとれた生活を送れる。また、静岡県は新幹線の停車駅が多く、東京までは1時間、名古屋へは1時間半で到着し、都心へのアクセスが良いので、首都圏にも中京圏にも行きやすい利便性の良い地域ともいえる。

県庁所在地の静岡市はほどよい都会でありながら、中心部を抜けると自然が広がります。住みやすく、子育てにも向いている。

3. 2位 福岡県

福岡県は九州の北に位置し、国内外の交通の結節点となっており、九州及びアジアの玄関口である。食べ物がおいしいことでとても有名。
それぞれ特色ある玄界灘、響灘、周防灘、有明海に囲まれ、とれたての新鮮な海の幸を味わうことができ、内陸の山間部や平野では、農産物等も豊富である。

海に面した福岡県の西から北そして東側の三方向に渡って、県内10数か所の海水浴場が整備されており、存分にビーチライフを満喫することができるのも魅力。
また福岡県は、東京、名古屋、大阪よりも地価や物価が低く、自然のすぐ近くに都市型の商業施設等が集積するなど利便性も良く、ゆとりのある生活ができる。

4. 3位 山梨県

都心から電車でもバスでも車でも、1~2時間というアクセスの良さがある。
アクセスの良さとは裏腹に山梨県は富士山、八ヶ岳、南アルプスといった雄大な山々がそびえ、ふもとには美しい農村風景が広がり、四季を通して自然と親しめる地。
またぶどう、桃など、豊富な果物や野菜、お米など、美味しい大地の恵みが味わえるのも魅力。

5. 4位 長野県

長野県は、約13,000㎡の広大な面積のうち森林がおよそ80%を占める、自然豊かな緑の県。
夏は温度・湿度が低くて過ごしやすい気候のため、避暑地としても有名。

そんな魅力ある長野県だが、住居にかかわる費用が首都圏に比べて圧倒的に安く抑えられることも人気の理由。

アルプス山脈など雄大な山々に囲まれ、上高地や軽井沢など緑あふれる観光地が有名な長野県。キャンプや登山、トレッキングなどで自然を満喫することができ、冬にはウィンタースポーツが楽しめるため、プライベートの充実が得られやすい。

6. 5位 群馬県

群馬県は商業施設が集積する都会的なエリアがある一方で、自然に囲まれた里山の暮らしができる地域も多くある。

草津温泉など全国的に有名な温泉地がいくつもあるのも魅力の一つ。

また、子育て満足度ランキング関東1位の群馬県。各市町村でさまざまな子育て支援が行われており、特に山間地などでは、給食費の免除など経済的な支援も充実している。

さらに、群馬県は全国で1、2を争うほど物価水準が低い県と言われており、家賃相場も低くマンション・アパートなどは東京の1/2程度の相場だと言われている。

7. まとめ

認定NPO法人ふるさと回帰支援センターによると、新型コロナ禍にも関わらず、2021年の移住相談件数は過去最高の件数だったそうだ。

移住に対する関心が高まっている現在、多くの自治体が移住の支援制度を充実させており、移住しやすい仕組みづくりも進んでいる。

ランキング上位の地域を見ていくと魅力的な情報がたくさんあるが、その情報を見たうえで自身が何に一番魅力を感じるかを大事にしてほしい。その基準に沿って移住先を検討していくことが移住やUIターンをより成功に導いていく。