地方移住をしてみたいけど、なかなか踏み出すには勇気がいる…。そんな人や、今後まさにUIターンを検討している人にもしっかりと把握してほしい地方移住のメリットとデメリットをまとめた。
目次
デメリット
・平均年収が低い
地方はベンチャー企業などの新興企業や国を大きく動かす有名な大手企業が集まっている都心に比べると事業や人材獲得など、あらゆる側面で競争が激しくないため、平均年収が都心に比べて低い傾向にある。
メリット
・生活コストが安い
東洋経済オンラインの試算によると、現状では1人当たりの生活コスト差は都心と比べて30%地方のほうが安いが、約30年後の2050年を想定したシミュレーションでは、生活コストが最大45%まで広がる可能性があり、コスト的には地方のほうが圧倒的に住みやすくなることが予想される。実際に家賃相場の高いランキングを見てみると上位には都市が、下位には地方がランクしている。また食費の面に関しても、都心と地方の需要と供給のバランスを考えると安くかつ質の良い食品が手に入れられる可能性が高いのも地方なのだ。
デメリット
・地域コミュニティーの存在
都心と比べ住民の数が少ないため、狭い範囲で地域コミュニティーが築き上げられているのが地方移住の特徴のひとつ。地域とのかかわりが深いため、人とのかかわりをあまり好まないという人にはその点が精神面での負担につながる可能性も考えられる。
メリット
・自然が豊か
地方移住における大きなメリットは、自然を肌で感じられるところではないだろうか。都心にも自然があるとはいえ、広大な山々や澄んだ空気、さまざまな動植物に囲まれた田舎暮らし独特の醍醐味は、やはり都心では得難いものである。自然に囲まれた環境下で暮らすことで、ストレスホルモンを大幅に減少させることができるという研究結果も出ているのだ。
・通勤にかかる負担の減少
満員電車や車の渋滞、人混みとは無縁な地方での暮らしは、通勤にかかるストレスを大幅に減少してくれる。ストレスなく出社し一日の仕事を気持ちよく始められるため、仕事に対する精神的な負担も都心に比べて減少するだろう。
・豊かな地域コミュニティー
都心に比べ地域とのかかわりも厚いのが地方移住の醍醐味の一つである。自然との共存が求められる地方では、「助け合いの精神」が必須だ。人と接することが好きであったり、アットホームな付き合いを求める人には、精神的に豊かな生活を送るためにも最適な環境といえるだろう。
デメリット
・交通網
都心に比べ交通網が発達していない地方では、電車の本数が圧倒的に少ない。そのため、都心での公共交通網も利用した移動に慣れていると、地方では不便を感じることになる。地方の生活には車が欠かせないといえるだろう。
・娯楽
人口の多い都心に比べるとショッピングモールやアミューズメント施設などの娯楽施設が少ない、もしくはないのが地方である。都心で生活していた際に、ショッピングやその他娯楽に費やしていた時間は、別の使い方が求められることになる。
メリット
・落ち着いた環境で育児ができる
自然に囲まれた地方での生活においては、健康的でのびのびと子育てをできるという利点がある。地方は都心よりも待機児童の数が少ないことも育児のしやすさの一つととらえられるだろう。
・オンラインの発達
コロナ禍を経て、仕事におけるオンライン活用の波はもちろんのこと、自宅時間をどう過ごすかという点において自宅にいても最新のエンターテインメントにアクセスできるサービスが圧倒的に増えた。そのため、都心と地方においての情報格差は小さくなってきており、都心は進んでいて、地方は遅れているというイメージは今後もより薄れていくことになるだろう。
地方移住のメリット、デメリットを大きく3つの観点からまとめた。結論、地方で生活することのメリットはたくさん上げることができる。そのメリットを最大限享受するためにも、都心での生活との違いを事前に抑えておくことが重要だ。
地方でどういった生活をしていきたいのか、よく検討したうえで移住場所を選定し、仕事を選んでいくことでIUターンをより豊かな選択にしていこう。
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