全国には独自の支援制度を設けている市町村が多数ある。UIターンを希望する方にとっては大変大きな支援だ。その中から特に就業に関する支援に関して、地域別でいくつかを紹介する。今回は岩手県の支援制度を一部ご紹介。
目次
◇いわてふるさとワーキングホリデー
岩手で仕事をしながら暮らし、地域の人たちとの交流や学びを通じてリアルに地域の暮らしを体験できる「ふるさとワーキングホリデー」。賃金支給、滞在費もサポート。
◇奥州市中小企業融資あっせん制度
中小企業者の運転資金や開業資金に対し、市が融資のあっせん及び利子補給を行い支援。
◇農業者支援制度
農業者やこれから農業を始める方への支援制度。運転資金借り入れの際の利子補給や研修費用等を補助。新規就農者向けの支援制度もあり。
◇ジョブカフェ奥州
就労やくらしの窓口相談、就職のための応募書類作成や面接試験対応等の支援など、「仕事につくまで」と「仕事についてから」を応援。U・Iターン就労相談員を配置。
◇女性UIターン定住促進事業補助金
市内の中小企業へ就職する女性に対して、U・Iターン就職のための採用試験時の交通費や、転居のための引っ越し費用を助成。
◇地域雇用開発助成金
過疎等雇用改善地域において、事業の設置・設備を行い、併せて地域求職者を雇い入れる事業主に対し、設置・設備費用及び増加した労働者数に応じて一定額を助成する制度。
◇高等職業訓練促進給付金等事業
ひとり親家庭の親が、経済的自立に効果的な資格を取得するため養成機関等で就業する場合に、高等職業訓練促進給付金等を支給する。
◇若年者継続勤務奨励事業
新規学卒者が正社員として3年間離職せずに市内事業所に継続勤務した新規学卒就職者に対し、市内で利用可能な商品券を交付。
◇新規学卒者等就職奨励支援事業
大船渡市内の事業所に6か月以上常勤用雇用者として新規雇用された新規学卒者、UIJターン者に対し、6万円分の大船渡地域商品券を交付。
支援制度を見ていくと、その地域がいまどんな人材を求めているのか、地方創生の取り組みとして、どんなことが急がれているのか、地域の特徴を把握することができる。自身が検討する地域以外にも、県内全体の支援状況を把握することはその地域をUIターン転職先として選択するさらなる動機づけになるかもしれない。
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