兵庫県神戸市にある三和油業株式会社。 ガソリンスタンドの運営と車関連事業をメインに営む。カーボンニュートラルな時代の中で75年間の過去に培ってきた資産を生かし、顧客接点をもとに新たな価値、新たな事業を生み出し続ける企業。「過去を尊び、今を楽しみ、未来を創る」という理念をまさに体現し、現場の個性を大切に、発想を形にする環境を整えている。 新たな時代に向け、新たな評価制度やキャリア制度を整え、常に時代の変化に柔軟に答えていく体質を保っている同社では、客観的な視点をもって新たな取り組みをともに考えていける方を募集。
募集職種・ポジション | CS(カーライフサポート)スタッフ |
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仕事内容 | 給油アテンド(カード固定化、カーケア商材点検・確認・おすすめ)、顧客管理、目標管理、オペレーション管理、セールスプロモーション |
想定収入 |
【給与】 月給24万円~25万円(25歳の場合) (3か月試用期間:1000円) 【昇給】 年1回 ※勤続年数、前年の評価に応じて 【賞与】 年2回 ※半期ごと実績に応じて ※前年度実績1.5~2か月分 |
募集背景 |
これからガソリンスタンドが変化していく、その変化に対応できる人材を募集いたします。 ガソリンという商材にフォーカスしていますが、それだけにこだわらず店舗や商材の展開をともに考え、参画していくマネジメント人材の募集です。 入社後はスタンドへの配属になります。アテンダー・コンシェルジュ職です。 顧客接点においては特別なスキルは必要ありません。顧客接点をより広げていける方を募集いたします。 小売業なので、商店街の町おこしに近い感覚です。危機感を持ちながら整えていきましょう。 |
求める人物・スキル・経験 |
【必須条件】 危険物乙種第四種、普通自動車免許(AT限定可) 59歳以下 年齢制限の理由(省令1号) 定年年齢を上限として、当該上限年齢未満の募集 【求める人物像】 ・自分の成長を楽しめる方 ・自分で自律的に物事をとらえられる方 ・自由と自立のわきまえのある方 ・みんなとともにチームを作りながら、前向きに成功体験を積み上げていこうとする方 |
雇用形態 | 正社員 |
勤務地 |
明石カーライフステーション:〒673-0881 兵庫県明石市天文町1丁目5-15 EneJet朝霧:〒673-0871 兵庫県明石市大蔵八幡町138-1 EneJet学園西町:〒651-2103 兵庫県神戸市西区学園西町4丁目4 EneJet西明石:〒673-0016 兵庫県明石市松の内2-9-9 神戸西カーライフステーション:〒651-2133 兵庫県神戸市西区枝吉3-96 ※相談により決定 |
勤務時間(就業時間) |
7:00~22:00(1日7h以上) ※事業・店舗により異なります |
試用期間 |
3か月間 ※試用期間中の待遇:1000円/時 |
休日・休暇 | 週休2日制 |
待遇・福利厚生・加入保険 |
社会保険完備(厚生年金/雇用保険/労災保険/健康保険) 財形 退職金共済※勤続3年以上 |
住居手当など |
・勤続給 ・家族手当 ・販売手当 |
―10年間本気で向き合ってきたスポーツ
学生時代、10年間体育会バトミントンをやってきました。当時はまだまだマイナーなスポーツでしたが、高校でインターハイ、大学での海外遠征と、自分なりにバドミントンという競技と10年間真摯に向き合ってきたつもりです。バドミントン部でのすべての経験がその後の人生においての大きな土台となっているのは間違いありません。
―千葉で過ごした3年間
当時昭和62年という時代背景で、大学4回生の時に石油業界が規制緩和アクションプログラムで劇的に動き出す状況にありまして、その環境下に身を置きたいと大学を卒業をしてから大手石油元売り会社に就職をし、千葉の支店で3年弱務めさせていただきました。千葉ロッテマリーンズの幕張球場ら辺に住んでいましたね。寮生活を含めて同じ釜の飯を食い、業界のノウハウを全くわからない状況下でも、先輩にご指導いただいて、非常にいろいろな経験をさせていただきました。この経験も、学生時代と共に非常に大きな財産となっています。
―新卒時代、成長の糧となったのは
自分自身の力うんぬんというよりも、周りの方に支えられ、成長させていただいたと思います。いろんな会社の社長様とお会いする機会もございましたので、そういう方々の背中を通してこの業界に限らず、時代背景を自分なりに理解しながら成長していったなという風には感じています。社内だけではなく、当時の社外の方とも今でもお付き合いある方たちばかりなので、その時代の経験が今でも大きな財産となっています。そして、その経験の元、三和油業という今の会社に入社しまして、ガソリンスタンドを統括する仕事を長い間続けてきました。
―激動の時代に役員へ
現場の統括を随分やっていまして、その後常務という役員になってからは、経営管理業務全般をさせていただきました。これもまた時代が非常に大きく変わる環境下での意思決定でした。石油業界の歴史においては激動の時代に入り、ガソリンスタンド6万カ所が3万カ所へと半減し、元売りも10社以上あったのが大手3社になっていく状況下、業界再編の中で石油元売りメーカーとの関係をしっかりと築きながら、何とか変化に対応しながらやってきたというところでしょうか。
―世界最大手メーカー系列下での社長就任
特に私が社長になった時はエクソンモービルという世界最大手メーカーの系列下でした。社長が若くても、社歴や企業規模の大小、そんなことは関係なく、コミットしながらしっかりと業績を上げ、組織をまとめている実態を認めていただける体質が、日本法人とは少し違っていましたね。メーカーに対して私は若い社長であったので、逆に私にとってはいい環境だったなと記憶しています。とにかく分からないことが多い中で学生時代や社会人になった当時の経験を活かしつつ、会社の方向性を明確にして、従業員の皆さんともがきながら、いいも悪いも本当に苦労しながら一体となってやってきたことは間違いありません。
―碇武社長の力強い推進力の背景
当社において私が実質3代目になるのですが、2代目の父が30代で若くして想い半ばに亡くなったということが、私自身が経営者として経営をしていく上で非常に大きな核であり常に頭の中にあります。75年の歴史も含め、歴史への想いや、現場での想いの連鎖を私たちは非常に大切しています。
―75年の歴史を振り返り、今、どうあるべきか
時間軸をどう紐解くかというのが、ものすごく大切なキーワードとなります。特に今は業種業界かかわらず先が見えない不透明な時代です。だからといって過去に頼るかというと、過去はこだわるべきものではないと考えています。もちろん過去の歴史には感謝し理解しつつも、ただこれからもそうしないといけないわけではない。だからこそ、今ある時代の中で、もがきながらも達成感を求め、充実感をしっかりととらえ、今を楽しんでいく。そして、みんなで考え続け、トライ&エラーを繰り返しながら、未来を創っていく。「過去を尊び、今を楽しみ、未来を創る」、経営理念のなかでそう整理しています。これが正しいのかは分からないですけど、ただ自分の生きざまやここまでの経験を通して、もうこれ以上のことは私の中には出てこないので、これを貫き、わかっていただくまで伝え続けようと、未来に対してもこれだけは残していこうという思いが強くあります。
―力強いビジョンのつくりかた
今の時代、カーボンニュートラルという環境問題に対して再生可能エネルギーを用いようということで、電気自動車や水素自動車などが注目されています。これは、私どもの業界に対して非常にネガティブな状況です。未来をどう創っていくかというときに、過去のまま今のままでは未来をつくれない。過去培ったものを生かしつつ今をしっかりと捉え、全く新たなイノベーティブではなく、既存の事業を大切にしながら5センチ10センチ15センチ少しずつ広げ、その変化の中で、未来に対応しうる業態を一つ一つ経営の柱として築いていきたいと考えています。
―今だからこそ尊ぶべき過去
70年の社歴の中で、当時からモータリゼーションが発展するということで、明石市神戸市西区を中心にドミナントで10数店舗も、非常にいい立地に店舗展開をしてきています。ですから、その店舗力・拠点力というのは、他社に比べて非常に強いものがあると同時に、当時からガソリンスタンド油の業態だけではなく、整備工場ですとか、飲食ですとか、いろいろな形で多角化を進めていましたので、組織体としても培ってきたものがあります。人も歴史も70年もの大切な想いの連鎖がうちにはあります。だからこそ、70年のDNAを踏襲しつつ改めて、自分たちの現在地を明確にしたうえで、未来に向けてどう進むべきかを明確にする取り組みを2030年へのロードマップであるSANWAWAYとしてみんなで考え進めております。
―2030年へのロードマップ 1.顧客接点をより濃く強く
ステージは3つあります。今あるガソリンスタンド・車関連の商いを今一度しっかりとブラッシュアップしようとしているのがステージⅠです。コロナ禍でやはりお客様と接する機会を作ることが、どの業種業態も非常に厳しくなりました。ただ、ガソリンスタンドというのは車を運転される方はどなたでいらっしゃっても必ず行かざるを得ない場所です。webで飛ばせる商材でもないので、完全に現地現物で顧客来店が必要になってきます。ですから、必ず顧客接点が生まれます。これが非常に価値あることなんです。コロナ禍であっても、震災のときも、有事になればなるほど、油はお客様に取って必要不可欠な商品です。だからこそ私たちはお客様との接点を非常に大切にしております。そこを改めて見直して、今の既存事業の中で、データ管理やDX※も含め、お客様としっかりつながっていこうというのをステージⅠというふうに捉えています。
※DX(デジタルトランスフォーメーション)は、「進化したデジタル技術を浸透させることで人々の生活をより良いものへと変革する」というもの。
―2030年へのロードマップ 2.顧客接点が紡ぎだす次の可能性
ステージⅡは業態化ステージと名づけています。車のエネルギーが電気・水素と形を変えたとしても、洗車・タイヤ・車検・保険他必ず未来に残り得る商材があります。ガソリンスタンドのお客様が減っていくのも事実なので、給油に限定するわけではなく、ガソリンスタンドに来ていただかなくても顧客データを起点とする商売も進めていく。例えば、車番認証システムというのがありまして、車が来店された瞬間にカメラが車番データを認識し、タブレットやスマホに顧客データを飛ばします。するとスタッフのイヤホンにはこの車はあと6カ月後に車検です、車検の声掛けをしてくださいというデータが自動的に流れてきます。6カ月前になると、お客様が次も車検するのか車を乗り換えたいのか、ニーズがかなりはっきりしてくるので、車のディーラーでもできないようなこのタイミングで、リアルな商談を行うことが可能です。そしてそのデータをさらに蓄積していく。私たちは単純にガソリンスタンドではありますけれども、意識さえすればお客様の貴重な情報を普通に得ることが出来ます。ガソリンの給油から車の販売、保険に至るまでトータルカーサポートとして全て当社で対応が可能となりますので、お客様のニーズに即時対応できるようなガソリンスタンドを起点とした業態化の体制を今後とも整えていきたいと思います。
―2030年へのロードマップ 3.未来を切り拓く鍵は人づくり
そしてステージⅢ「多柱化ステージ」と新たなステージに入っていく中で、非常に大切にしておりますのは人づくりです。いかなる時代になろうとも、結局のところ本当に人が大切だと思っています。人づくりが出来れば、油・車に関わらず、色々な商売を広げていくことができる。だからこそみんなとともに成長していきながら、時代を創り得る人材育成を会社をあげてやっていきたいと考えています。油の柱、業態化としての車関連の柱、そして新規ビジネスの柱、一つ一つの柱を着実に築いければと考えます。そのためにも、それらを推進していくマネジメント人材の育成、成長が何より必要になってきます。だからこそ、これまでの制度を更に進化させたキャリアカレッジという社内教育制度をより強く推進していきたいというふうに思っております。
―一人ひとりの確かな人づくりに会社が貢献
キャリアカレッジ制度、一つ目がビジョンカレッジということで私から経営理念や経営目的、経営指針という会社の土台の部分を全スタッフに向けて定期的に伝えていくものです。二つ目にスタンダードカレッジといって、挨拶やクリンリネスなど基本的なところも含めて、人として人間力を高めるカレッジを一つ備えています。三つ目は、いかなる業種業態をやるに当たってもマネジメントができる管理者をより早くより強く成長させていこうということで、マネジメントカレッジを設けております。最後にそれぞれの業態のスペシャリストをある一定育んでいく必要がございますので、そういう販売面、技術的な要素も含めて三ツ星レストランじゃないですけれども、マイスターとして星を重ねていくというイメージで、自分は三ツ星の販売者なんだと誇れるマイスター制度というのを、マイスターカレッジを通して活用していきます。
―同じ価値観の上に立つ、型破りな集団
型やぶりと型なしの違いというのはすごく大切にしたい部分です。皆さんと共にどんどん型を破っていきながら未来を創っていきたい。ただ、破る前には、破ることのできる”型があること”が大事なんだ、ということを強く伝えたいです。だからこそのキャリアカレッジ制度でもあります。ビジョンカレッジでは3つの目的を掲げていて、従業員の成長と幸せ、お客様の笑顔と幸せ、利益ある成長を通した社会貢献です。幸せはありふれた言葉ですが、これをみんなが同じ感覚・感性で語れるような、価値感合わせが何より大切なんじゃないかと考えます。歴史ある企業には大切な考え方の型がある。全スタッフとともに、これから入ってきていただける方たちとともに、価値感を合わせながら、個性を大切にしながらにやっていけたら、きっと今を楽しめるんじゃないかと思っています。
―型があるからこそ秀逸な実行力
コロナ禍で非常に商売上も厳しい状況が続きましたけれども、昨年の12月に、販売ギネスという形で過去最高の実績をつくろうと全店が結束しました。未来を創るといっても、理想論だけつくっても仕方ないので、まずは今未来への起点をしっかり創ろうということでトライをしました。みんな本当に頑張ってくれて、見事に過去最高の実績を達成しました。時代が変わっていく中で、今、やるべきことをやり切る、当社全スタッフの誇るべき頼もしい力です。だからこそみんなと共に見えない未来へトライしていけると信じています。
―環境に染まらず大切にしてほしい客観的視点
私たちは顧客視点というのを非常に大切にしています。その中で客観的な視点というのはものすごく大切だと思っていまして、不透明な時代だからこそ、過去の延長線に答えはないからこそ、新たな発想や新たな視点を大切にしていただきたい。あえて全部自分が置かれた環境に染まるわけではなく、御自身の意見ですとか、客観的な視点を持って新たな取り組みを共に考えていける方とぜひ一緒に働きたいなというふうに思います。
―社員全員で創る新たな価値
直近で1か所のスタンドをリニューアルオープンすることになり、その店の店長、主力スタッフが女性スタッフなんですよ。ガソリンスタンドで女性中心の店舗なんて今までは考えられなかったですけど、制服も普通のスーツを着ながら顧客に対応する。これも女性ならではの視点で自らこんな店をつくりたいという発想のもと、堂々とオープンをしてくれています。もう時代が云々かんぬんではなくて、本当に男女問わず、こういうことをやりたい!と、そういう方がいらっしゃったときに、それを実現出来うる環境をより多くつくっていけたらなと思っています。
―碇武社長が語る、世界ナンバーワンの街
神戸は大阪まで20分、姫路までも30分以内という距離感で、まさに歴史や都市部を含めてバランスのとれている町じゃないかなと思っております。海と山、新旧のバランスもすごく良いです。例えば、神戸に転勤に来られた方なんかは、家族が神戸に残られるとか、できれば本人も他へ行きたくないと、いつもお聞きします。私自身、47都道府県、あらゆる街を見てきましたし、世界の多少の街を知っていますけれども、本当にそれと比べても間違いなく世界ナンバーワンに近い街じゃないかなというぐらいこの街に自信を持っています。
―充実した研修制度のもとスピード感のある自己成長
とにかく見て覚えなさいとか、とにかく経験の積み上げを大事にしなさいというOJT※中心だけではなくて、そこはキャリアカレッジなどの制度システムを通して、比較的早く成長をしていただけるような仕組みを築いていければと思っています。私どもの社員さんはアルバイトからの登用が多く、そういう意味では本当に経験豊富なスタッフが多いので、その辺りもいろいろな困りごとを含めて対応できる環境にあります。店舗ごとの会議体や、毎月一回は研修制度もありますので、外部の研修も含めて年間通してスケジューリングがされているような状況です。
※OJT=オン・ザ・ジョブ・トレーニングとは職場での実践を通じて業務知識を身につける育成手法のこと
―ワクワク感のもと未来を共に創造できる組織
社内のキャリアカレッジを機能させていく中で、それに対応する評価制度をリンクさせながら作り込む予定になっています。そういう意味では本当に新たな取り組みを、一から一緒に理解をしていただきながら作り込んでいくというのが実情です。現場に即した未来を見据えた個々の成長ステージで、それに伴う評価、並びに手当やキャリアというところがよりわかりやすくなると思っています。ただ、これも完成形でないことは間違いない。だから、一緒に働いていただける方を本当に望んでいますし、そこに本当に楽しむ能力を持っていただけるのであれば、これから何かが始まるぞというこのワクワク感、そういう可能性を秘めていることには自信があります。不透明な時代だからこそ、一緒に悩み、考えながら、トライ&エラーを重ねながら共に未来に挑んでいく。そんな組織であり続けたいと考えています。
社名 | 三和油業株式会社 |
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本社 | 〒673-0041 兵庫県明石市西明石南町1丁目9-20 |
従業員数 | 138名 |
資本金 | 1,900万円 |
設立日 | 1950年(昭和25年)3月2日 |
代表者名 | 碇武 宏章 |
事業内容 | 石油製品販売(サービスステーション・産業燃料油・潤滑油) 自動車関連総合サービス(車販・車検・整備・鈑金塗装) 保険代理店(損害保険・生命保険) コンビニエンスストア 不動産賃貸業 |
採用HP | http://www.sanwaoil.co.jp/recruit_info/ |
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